タイトル

追憶

本

青島武

◆あらすじ◆
3人の少年、それぞれの生き方

●感想

 映画にもなった作品です。話は主人公とその友達2人が少年の時代から始まります。主人公たちは様々な理由から家を出て、海辺で飲食店を営んでいる女性に保護してもらいます。店の手伝いをし、同じ境遇の友達と野球を見たりし、幸せに過ごしていました。ところがある日、男が店にやってきて状況が一変します。
 主人公も友達も家を出るくらいだから家庭環境が良くありません。だから幸せに過ごしていても、どこかでそれが終わってしまうんじゃないかと予感しています。幼い頃に当たり前に親の愛情を受けていないと、子供ながらにわかるようになってしまうらしいです。そんな幼少期を過ごしてきた子供たちはどんな大人になるでしょうか。自分が家族を持ってもどういう風に家族に接すれば良いかわからないわけです。
 子供だった主人公たちも大人になり、それぞれの生活があります。そして再開します。それは必ずしも嬉しいものではありませんでした。その理由は読んで確かめてください。そんなに長い物語ではないのに、中身はしっかりありとても面白いです。また、終わり方も救いがある展開で素朴なハッピーエンドと言う感じで私好みです。集中力が続かない方にもおすすめです。

【名言】

 いいんです。あなたが忘れても、みんなが憶えていますから



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