タイトル

天使の囀り

本

貴志祐介

◆あらあらすじ◆
次々と起こる異常死、その原因は?

●あらすじ

 ノワール小説です。死人が出ます。そして結構グロいです。貴志祐介ってこうゆうのが真骨頂なのかも。「新世界より」もなかなかだったし。異常なものを想像する力が凄い。
 アフリカから帰ってきた彼氏の様子がおかしい。戸惑いを隠せない早苗は距離を置くようにする。様子がおかしいくらいだったのが段々とエスカレートし狂ってると呼べるほどになってくる。死ぬことに対して異常なほど恐怖をもっていたのに、帰国後は死に近づくことに快感すら感じているように見える。まぁなんやかんやあって彼は死ぬのだが、一緒にアフリカに行った他のメンバーも異常な死に方をする。これを不審に思った早苗は独自に調査するのであった。
 最初から中盤くらいはなにがなんだかわからなくて、なにこれオカルト?退屈だな~と感じていましたが、原因がかいま見えるようになってから加速度的に面白くなってきました。おそらくこの本のハイライトであろうと思われるシーンが終わり、ふ~まぁ良かった…あとはエピローグだけか…って安心して次のページに目をやるとタイトルが「第17章 悪夢」え!?まだなんかあんの!もういいよ!お腹いっぱいだよ!もう愕然としました。不安の煽り方が上手い。いやまずいまずい、と引き込まれて頭の中でリアルに想像させてくれる文章です。先を読むのが怖くなるくらい。
 ただし「18章 聖夜」終章はちょっと素敵な話です。いくつかの話があってこの話なんの伏線かな~と思っていたものを最後の最後で回収します。なるほど、そうゆう使い方なら確かに天使の力を借りてもいいかもしれないと思わせてくれました。救いはあったのです。
 グロいミステリー小説が好きという人にはうってつけの小説です。想像力が逞しすぎるとしばらく生肉とか白い飲み物が飲めなくなるかもしれません。そして貴方の周りで突然人が変わったような人がいて、天使が見えているようだったらお気をつけください。

【名言】

考え中



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