タイトル

天使に見捨てられた夜

本

桐野夏生

◆あらすじ◆
失踪したAV女優を捜索

●感想

 村野ミロシリーズ第二弾。前回は探偵としてではなく、プライベートな問題として親友を探してましたが、どうやらその後父の跡をついで正式に探偵となったようです。というわけで今回は依頼によるお仕事で人捜しをします。AV女優の人権をうんちゃらかんちゃら会というのがクライアントです。演出なのかそうじゃないのかわからないけど、レイプっぽいからこのAVに出演した女優を捜して、話聞いてそうだったら訴えたい、というのが依頼した理由です。
 レイプ物のAVね~あんな無理矢理やってるの見て愉快なんですかね。お互い「やりたい」って気持ちがないとやっててつまんないと思うけどな~。とまぁAVの嗜好はさておき、今回のミロの相棒は隣の部屋の住人。前作で住んでいたフィリピン人達が故郷に帰ったようで、今は歌舞伎町で働くホモが住んでいます。なかなかどうしてイケメンのようです。うむむ…なんだかフラグが立ってるような…でもホモだしな…。なんだかそうゆう雰囲気を匂わせつつも、今回ミロを抱くのはAV制作会社の社長。なんかミロって結構すぐ好きになってすぐ抱かれちゃう。こう強い「雄」って感じの人に押されるとコロッといっちゃうイメージ、まだ2作しか読んでないけど。普段サバサバして強いこと言ってるくせに、すぐ男と寝ちゃう女性って女性が1番嫌いなタイプでしょ。
 今回は元探偵の父親にも手伝ってもらいます。そんな決定的な仕事をするわけじゃないですが。父親はジョーカーキャラ的な扱いかな、と思ったのですがそうでもなかったんで拍子抜けです。藤原文太とかジンとか赤松隆介とか父親キャラって大体圧倒的だと思うんです。その方が中二心をくすぐられますしね。中二受けする小説を書く気は毛頭ないという桐野夏生の意志をひしひしと感じます。え、別にそんなこと思ってないだろうって?聞こえない。
 2作読んでわかったことは最後のネタバレが一気。残り数ページ全ての伏線・謎を解決&解説。ん~もっとここに厚み出してもいいと思うし、エピローグとか書いてもいいと思うんだけどな。ま、それがこの作家さん流の書き方なんでしょう。次の作品も楽しみです。

【名言】

考え中



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