タイトル

曙光の街

本

今野敏

◆あらすじ◆
元KGB対暴力団対公安警察

●感想

 またまた新たな今野敏作品に手を出してしまいました。今度は公安警察官の話です。今野作品ではたまに舞台がロシアになりますね。STの黒のモスクワだったり。そして今回は元・KGBの諜報員が元上司に殺人の依頼をされ、日本にいる暴力団組長を狙う話。
 KGBとか公安とか謎が多い組織ですよね。KGBに関しては悪名が高いですしね。警視庁の公安もは悪名こそ高くないですが秘密主義で刑事警察を下に見てる感がありますね。俺たちが国家の平和を守っているという自負でしょうか。あらゆる警察小説で公安警察は刑事警察が嫌いだし。逆もまた然りです。
 主人公の1人で日本の公安部所属の倉島はやる気がありません。なんとな~く警察官をやっている感じです。対して相手となるKGBのヴィクトルはプロ中のプロ。いい加減に仕事をしていた倉島は対峙して初めて恐怖を覚え、仕事に真面目に取り組むようになります。それでもヴィクトルには当然全く歯が立ちませんが。なんせ1人で暴力団の組長を暗殺してしまうくらいの実力者ですから。暴力団の組員も子ども扱い、あっという間に戦闘不能にしちゃいます。これに対抗できるヤクザは近藤静也か白藤竜馬か骨手牛昇か鳴戸竜次か龍宝国光か斎藤くらいのものでしょう。はい、静かなるドンネタですね。
 この一件で2人には奇妙な縁が出来てしまいます。また、事件の真相は闇の中です。公安は真実を知っているのに隠し、刑事に無駄な捜査をさせます。こんゆうの本当にあるんでしょうかね。だとしたら刑事が公安を嫌いな理由もわかりますね。捜査が徒労に終わるし、スッキリしないでしょう。ずっと公安警察物を読みたいと思っていたのでとても興味深い小説でした。面白かったです。

【名言】

考え中



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