タイトル

夏への扉

本

ロバート・A・ハインライン

◆あらすじ◆
過去に行ったり、未来に行ったり

●感想

 買っておいてずっと読まなかった本です。読むきっかけになったのはノルウェイの森でこの本が出てきてそれで興味を持ちました。なんかノルウェイの森以外にもこの本が出てきた気がしますが思い出せません。保留にしていた理由はなんかあまり面白そうじゃないからです。猫の話だと思っていました。それと海外小説への食わず嫌いもあったのだと思います。それが最近会社の先輩から星を継ぐものを借りて読んで、少しは海外小説アレルギーが直ったので読んでみることにしました。夏だしね。
 結論から言うと凄く面白いです。タイムトラベルものでそれ特有の面白さが随所に表れています。読んでいる途中で「ん?」と思ったことも、読み進めていけばスッキリと解消します。そしてしっかり勧善懲悪が描かれていて、最後は大円団で物語は完結します。
 主人公は天才的な発明家でちょっと人とはずれた感性の持ち主。天才にありがちな性格ですね。序盤はこの主人公が仲間に裏切られ、復讐のために冬眠します。冬眠から覚めた主人公は進んだ時代の文化に仰天します。だんだんと順応していく主人公は復讐を果たし新たな目的のために奔走します。あとはハッピーエンドに向かって一直線です。
 バックトゥザフィーチャーやサマータイムマシンブルースなどタイムトラベルものは一定数あり、どれも大体面白いですが本作もご多分に漏れず面白かったです。完成度が凄く高い作品です。今作が他の作品と違うところはタイムマシンです。今作のタイムマシンは「どれくらい」は選べますが、過去にいくか未来にいくかは選べません。だから5年と設定したら5年過去か5年未来にいきます。選べません。主人公もこのタイムマシンに乗りますが過去にいくか未来にいくかは自分で確かめてください。本当に面白いので友達に自信を持って薦められる作品です。

【名言】

 ありません。患者の希望は次のとおりです。すなわち、今日と限らず、彼女は蘇生の意志はまったくない。
-蘇生の意志がない?
-あなたがここに来られるまではね



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