タイトル

星を継ぐもの

本

ジェイムズ・P・ホーガン

◆あらすじ◆
月で発見された謎の人物の正体は?

●感想

 これまで海外小説を読むのは苦手で敬遠してきました。あ、ハリーポッターは例外で全部読んでいます。多分7回くらいは読み返してます。他にチャレンジしたのはハインラインの『夏への扉』でこれが全く読めなかった。それで苦手意識が芽生えました。今回は職場の先輩に薦められたこともあってチャレンジしてみることにしました。
 ジャンルはハードSFと呼ばれる部類らしいです。ハードゲイみたいなものでしょうか。強いゲイもとい強いSF。強いSFってなんやねんって思わないこともないですが、なんとなく強めだとでも思っておけば十分でしょう。さて、物語は突然地球外で始まります。こういうところが苦手なのかもしれません。身近なことじゃないから想像できない。文章も硬い。中々本の世界に入り込めなくて集中できませんでした。とにかくどうやら月で遭難してるっぽいです。さてどうなることでしょうか。と思ったところで場面チェンジ。現代に近いイギリスに舞台が移ります。主人公はヴィクター・ハント博士。博士の専門は物理学で天才的な頭脳をお持ちのようです。相棒はロブ・グレイ。技術者でハントのアイディアを形にします。十分優秀です。2人が作ったある道具が必要だと所属している会社の親会社から要請があったため2人は親会社があるアメリカに向かいます。そこで待っていたのは月で見つけた謎の人類っぽい人。これは一体誰なのか。なぜ月にいたのか。これまでの歴史を一気にひっくり返す存在を2人は目の当たりにします。
 良いSFというのは現実かフィクションなのかがわからなくなるそうです。この小説もその条件に当てはまります。私が科学や人類学に疎いこともあるのでしょうが出てくる論理は至極まっとうに思えました。ただ学のある人から見ると「ありえない」ことなのかもしれません。なまじ知識があると入り込めないことってありますよね。ウイニングイレブンが嫌いなサッカー部の友達がいて、彼になぜ嫌いか尋ねると「反転してすぐボールを蹴ってあんなに飛ぶわけがない」とのことでした。つまり現実に則してない点が気に入らなかったのでしょう。キャプテン翼なんか読んだら卒倒しちゃうでしょうね。
 SFですがミステリーの要素もあります。どこで生まれて、どこで育って、なぜ、どこで、誰と戦って、今こうして見つけられたのか。きちんと回答はありますので最後まで読んでください。私も最後まで読みましたが疑問が数点残りました。3部作らしいからそこで謎が解ければいいのですが。この小説を読めたことで少し海外小説に対する苦手意識も克服できた気がします。管理人は1つレベルが上がった↑

【名言】

 われわれの伝統には、敗北の概念はない。



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