タイトル

死神の精度

本

伊坂幸太郎

◆あらあらすじ◆
死神が死を与えるか7日で判断する

●あらすじ

 久しぶりに伊坂幸太郎の未読のヤツ読みました。いやアイネ~読んだから久しぶりではないか。なんにせよ最近は結構重たいお仕事小説多めだったから軽いのを読みたい気分でした。死神の精度はいい塩梅に読みやすく、仕事の合間や電車で読んでも良い気分転換になりました。
 ゆる~い死神がターゲットの人間を7日間観察して「死」を与えるか判断する、というストーリー。死神の間ではほとんど「可」にするのが常識らしいです。ぶっちゃけて言えばろくずっぽ観察しなくても「可」にしても問題はないらしい。それよりも音楽を聴く時間の方が大事みたいです。死神はみんな音楽が好きとのこと。リンゴが好きな好きな死神とかオサレなオレンジ髪の死神というのもいるみたいですが。
 物語はいくつかの短編で構成されています。伊坂作品らしく独立した短編に見せかけて、物語は巧妙に繋がっています。時系列をこっそり戻したり進ませたりするのはもはや十八番ですね。他の作品でもそうですが、人が結構死ぬのに物語が重くはなりません。日常生活では人が死ぬのは大事なのに、どこかユーモラスに描きます。不思議なのはそれでも不謹慎な感じがしないことです。死神に関して言えば人間の死よりも音楽に興味あるくらいですし、「仕事だからやる」という人の死に対して、もの凄くビジネスライクです。こうゆう設定が重く感じさせない秘訣ですかね。
 うん、やっぱり伊坂幸太郎は面白い。改めてそう感じました。たまにはまらないのもありますが。ちょっと読書したいな、空いてる時間にちょっとづつ読める小説ないかな、と思ってる人にピッタリな軽い小説です。

【名言】

 ちょっとした微妙な嘘は、誤りに近いんだってば



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