タイトル

背の眼 -下-

本

道尾秀介

◆あらすじ◆
白峠村で天狗の謎に迫る

●感想

 上巻が全然面白くなかったけど、先輩がたまたま持ってて貸してくれるというから、せっかくなんで借りて読みました。上巻が面白くないから期待してなかったけど、下巻は面白かった。上巻は前フリに終始してしまったから、面白くないのもある意味当然だったのかもしれませんが。いや、甘やかしちゃダメだ!フリでも面白く書ける人は書けるはず。
 上巻読んでからだいぶ時間が経っての下巻だけれど案外覚えてました。えっと簡単に言うと、自殺者の背中には目が見えた。そして、数人の子どもが神隠しに合う。これら2つは関係があるのか。天狗の仕業?それとも…心霊現象探求所の真備とその助手・北見と売れないホラー作家・道尾がこの謎に挑む!というのがあらすじ。
 ん~そこまで心霊現象によらないところが良かった。また、真備の人間性もそれを形作ることとなったエピソードも良かった。真備は心霊現象を求めている。懐疑的に見るがそれは落胆しないため。心の底からあることを望んでいる。もしも自分にも同じことが起こったらきっと心霊現象を求めると思う。今のところは怖くて信じてないけど、それよりももっと怖くて恐ろしいことがあったらきっと求めることになると思う。
 今回の話に1人だけ本当に霊感があるっぽい人が出てきます。子どものためか感受性が強いのかもしれません。そのため気絶しちゃうこともありましたが、彼の見たもの、彼の言葉がこの物語を暖かいものに変えます。ありきたりだと言う人もいるかもしれませんが、私はこういう下手なハッピーエンドが好きです。途中凄惨なシーンもありますが最後は後味良く物語は終息します。難点はこの下巻を楽しむためには、退屈な上巻を読まねばねこってす。

【名言】

考え中



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