タイトル

スクープ

本

今野敏

◆あらすじ◆
TBNの遊軍記者・布施のお仕事

●感想

 またしても今野敏!いざ自分でサイトを見直してみても圧倒的に敏作品が多い。面白さが担保されているから読みやすいのです。今野敏といえば私の中では警察小説ですが、今回の主役はテレビ局の記者。警察小説ではないですが主人公はやっぱりいい歳の男のお仕事の話。作風ってあるよね~
 主人公・布施の取材の仕方は独特。おそらく本人は仕事だと思っていないし取材だとも思っていない。本人曰く、困っている人を助けてあげたいだけとのこと。く~いい男臭がプンプンしやがるぜ!!性格は非常にクールで口数は少なめ。どこにいてもリラックスしているように見え遊び上手で誰からも一目置かれる存在。ナイスガイだ。
 短編式になっていて一話完結の物語。ほとんどの話で結局いい感じの警察官が出てきちゃいます。布施のことを邪険に扱いつつも記者としての腕を認め、お互い良い情報ソースになっているようです。つまり持ちつ持たれつな関係。警察は布施の教えた情報で検挙にこぎ着け、布施はその模様を独占スクープする。物語の大筋は大体このパターン。たまに布施がピンチになると絶妙のタイミングで助けにきます。たまに捜査を台無しにするから警察官にしてみたら結構うっとうしい存在のマスコミ。それでも嫌いになりきれない布施という男は不思議な魅力を持っているようです。
 冒頭にも書いたように警察小説が多い今野敏ですが、こういう男の仕事物は警察官じゃなくてもいけるようです。まぁ麻薬カルテルの話とかヤクザの話とかほぼ警察小説のノウハウを利用した感じは否めないですが、面白いのでなんでもいいですよね。きっと膨大な量と時間をかけて取材しているはずです。この取材の量と質が小説のリアリティに直結するんでしょうね。あまりに荒唐無稽だと白けて読む気が失せますから。その点今野敏作品はやっぱり大丈夫!!

【名言】

準備中



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