タイトル

サヨナライツカ

本

辻仁成

◆あらすじ◆
タイを舞台に熱烈に愛し合う

●感想

 読むの4度目くらいだと思います。かなり有名な小説ですね。有名すぎて映画化しましたが映画は最悪でした。なにをもって大人の恋愛というのかわかりませんが、主人公もその相手も一般に言う「大人」です。
 主人公は好青年の異名をもつ航空会社勤務でタイに出向中の日本人。好青年の名は伊達ではなく、甘いマスク、高身長、スポーツマンというロイヤルストレートフラッシュです。そんな彼には日本に置いてきた許嫁・光子がいます。乗り気ではなかったが会社のお偉いさんの娘ということで半ば強引にお見合いさせられた女です。ですが見た目は地味にもかかわらず、育ちの良さとインテリジェンスの高さ、控えめな性格、古き良きタイプの日本人女性で好青年は気に入ります。そして審査の厳しい彼の父の御眼鏡にも叶います。2人はめでたく婚約の儀を結ぶのでした。
 そんな順風満帆な好青年人生に一陣の風が吹きます。一陣の風というか台風のような女・沓子です。そんなことある!?というような出会い方をして、ちょっとした火遊びのつもりが2人は互いに離れられなくなります。婚約者は癒し系、突然出会った女は激情型。2人の間で揺れる好青年の選択はいかに。
 この本のテーマは光子が書く詩「サヨナライツカ」に集約されると思います。「人間は死ぬとき 愛されたことを思い出す人と 愛したことを思い出す人にわかれる」コレです。愛されたことを思い出すと言っていた沓子も愛することを知って結論をかえます。私も愛したことを思い出す、と。つまり、そうゆうことなんでしょう。
 私も愛したことを思い出すと思います。でも愛されたことも忘れないと思います。今際の際にどちらも思い出せたらこんな素敵な人生はないですね★考えてみたら愛した人も愛してくれた人も一致してれば悩む必要はないのですね。

【名言】

 人は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
 愛したことを思い出すヒトにわかれる
 私はきっと愛したことを思い出す



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