タイトル

楽園-下-

本

宮部みゆき

◆あらすじ◆
事件調査の結末はいかに

●感想

 はい、下巻です。上巻でたくさん謎をばらまきました。下巻はそれの回収です。上巻とは打って変わり一気に面白くなってきます。
 萩谷親子の方は悲しいながらも、基本的には良い話が多いです。親も子もお互いに相手を思いやっていました。萩谷家の家族の話はちょっと闇が深いですが、2人は良い感じに脱出できたと思います。
 問題は土井崎家の事件の方。親が長女・茜を殺して、ずっと家の下に埋めていました。それを隠していて時効が成立した後、事件が世間に露見しました。そのせいで妹は結婚が破棄され、両親を恨むようになりました。もちろん結婚が破棄されたこともそうですが、ずっと黙っていたことも妹・誠子には許せませんでした。萩谷等の絵に描かれていたため、滋子はこの家のことも調べるようになります。
 土井崎家の事件は重いです。雰囲気は模倣犯や火車のようなミステリー物を彷彿とさせます。薄暗く不気味です。これぞ宮部作品という感じ。それらが好きな人はハマれると思います。
 結末はしっかりしたものが準備されています。超能力かそうでないかうやむやにはなりません。しっかりと断言します。一応どちらの事件もハッピーエンドでしょうか。ただ、あれよあれよと推理が当たるため、小説としてのテンポは良いですが、若干ご都合主義な感はあります。なんにせよ下巻は文句なく面白かったです。

【名言】

 考え中…



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