タイトル

楽園-上-

本

宮部みゆき

◆あらすじ◆
超能力調査が事件調査に

●感想

 最初にパーっとページをめくってみて「網川浩一」の名前を見つけて、「あ、これ模倣犯の続き物なんだ」と思いました。登場人物と世界は模倣犯のそれですが、あの山荘の事件はそれほどかかわってきません。網川浩一を追い詰めた前畑滋子が別の事を調べます。
 久しぶりに調べる事柄は、ある少年に超能力と呼ばれる類の能力があったかどうかという事。その少年は絵を描くのが上手だった。ただ時折不思議な絵を描いた。上手なはずなのに、幼稚園児が描くような絵を中学生になっても描く時がある。その絵は実際に見て描いているのではなく、頭の中に浮かんだものを描くとそうなるとの事だった。そしてそれは知るはずのない事件を描写していた。親はこれの調査を前畑に依頼する事にした。
 主要登場人物は超能力少年・萩谷等の母親・萩谷敏子。とある事件で死んだ土井崎茜の妹・土井崎誠子。あとはちょいちょい模倣犯のキャラが出てきます。ちなみに網川はまだ死刑になっていません。
 等に能力があるかどうかの調査はそんなに暗い話にならなそうなんですが、描写した事件で凄惨なものがあったため結果的に暗い話になってしまいます。その中にはあの山荘の事件の絵もありました。前畑は興味を持つのでした。
 結構長くなってしまったので下巻の方に続きます。上巻は話の進みが結構冗長で下巻で爆発するためのバネになっていると言えます。

【名言】

 考え中…



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