タイトル

プリズム

本

百田尚樹

◆あらすじ◆
多重人格者と恋に落ちる

●感想

 久しぶりの百田作品。この人のエンタメ小説はハズレなしだと面白いと思っています。ただこれは期待ほどには面白くなかったです。プリズムというタイトルからどんな話か想像できませんでしたが、プリズムのように人格が多様にある人の話でした。
 主人公の聡子は社会復帰するべく家庭教師の仕事をすることになりました。その家庭教師先の家は資産家でそこの小学生に数学を教えます。お屋敷にはその小学生と母親と父親、そしてもう1人青年が住んでいるようでした。ただ、その青年のことはあからさまに注意深く会話から外されています。いわゆるタブーです。ただの家庭教師が詮索していいような雰囲気ではありません。ただひょんなことから聡子は青年から話しかけられるようになります。普通に話したと思ったら次の日には鉢を投げられたり、口説かれたりと行動に一貫性がありません。これを不思議に思った聡子はだんだん青年に興味を抱いていきました。
 ストーリーはこうゆう感じで聡子は青年の1人格と恋に落ちます。聡子は既婚者だしそうじゃなくてもゴールはありません。この恋がどういった結末を迎えるのかがハイライトだと思います。ところで多重人格というのは医学的に解離性同一障害というらしいです。私は実際に出会ったことはありませんがたまにドラマや映画には出てきますよね。パッと思いついたのは銀狼怪奇ファイルです。普段は大人しい少年ですがピンチに陥るともの凄く頭が良くて運動神経も良い銀狼が出てくるというもの。ちっちゃい頃なので怖くて所々目を背けていました。プリズムの青年と違うのは銀狼には切り替わる時に明確なきっかけがあります。ただ結末は同じです。言っちゃうとネタバレになるんで書きません。念のため銀狼怪奇ファイルをググったら銀狼は父親に遺伝子操作されて出来た人格でした。ここも違いますね。 そしてこれを書いている内に思い出しましたが幽遊白書の仙水とGetBuckersの弥勒もそんな感じですね。つまり多重人格という意味です。
 そこまで面白くはないので大してオススメはしません。多重人格ものが好きな人だけ読めばいいと思います。結構辛口。

【名言】

 考え中



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