タイトル

都立水商!

本

室積光

◆あらすじ◆
東京都に新たな試みの高校が建てられた

●感想

 荒唐無稽といえば荒唐無稽な話。公立の高校で水商売を教える高校が出来たのだ。水商売とはキャバクラ、ホストクラブにおさまらずきちんと風俗までカバー。科の名前もソープ科やヘルス科といったど直球な名前が付いている。逃げも隠れもしない高校の誕生です。
 水商売を教える学校だから当然受験する女子のレベルも高くなります。そしてプロを養成するのだから当然実技もあります。では実技の相手は誰がするか。もちろん同級生の男がするわけです。ピチピチの女子高生、それも抜く技術を日頃から鍛えている女子高生。そんな子が手○キしてくれるわけです。しかも無料で。なんと羨ましい高校でしょうか。当然入校希望者が殺到するし、中学時代は休みがちだった男子生徒も休まず登校してきます。なぜなら女子の実習は不定期かつ抜き打ちで行われるからです。
 もう1つのメインの話は野球の話です。これも中々ぶっ飛んでいて、高校3年生の時には162キロのストレートを投げる生徒が入学してきます。当然地区を勝ち抜いて甲子園に出場しちゃいます。そして甲子園でも…結果は読んで確認してください。
 室積光さんの作風がわかってきました。基本的に悪い事件が起きない。大体の小説は良い事もあるが悪い事もあって人生ってそういうもんだよね、的な感じだと思うんです。室積さんのはみんな自分の適性に合った仕事についてフェリックスフェリシスを飲んだのかの如く上手くいく。読んでいて気持ちが良いです。安心して見ていられます。久しぶりに新刊でも買って読みたくなるなるような作家に出会えました。

【名言】

 生産のないところに経済はない



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