タイトル

真夜中のマーチ

本

奥田英朗

◆あらすじ◆
3人組で大金を奪取します

●感想

 ヨコケンとミタゾウの出会いはチャラチャラしたパーティ。ヨコケンは怪しげな主催者。ミタゾウはそのパーティの客。パーティというか大規模な合コン。そしてお金持ちには女の子をあてがって、美人局で大儲けする腹積もり。そこでヨコケンはミタゾウに目をつけた。理由は勤務先の会社の名前が三田物産。そして名前は三田総一朗。決め言葉は「三田物産の三田です」。現実社会でいう「三井物産の三井」です、と同じでしょう。つまり財閥の御曹司だと思うわけです。それに目をつけたヨコケンはナイスバディな女をあてがうのだ!
 見事に罠にかかったミタゾウだが実は御曹司でもなんでもなかった。まぁよくあるオチですね。ヤクザに協力を仰いでまでミタゾウをはめたもんだから、金が手に入らなかった上にヤクザの怒りを買うことに。溜飲を下げるために愛車のポルシェを奪られたヨコケン。ヤクザが自分の愛車を乗り回してるのが気になり、ミタゾウを従えて後を尾けていたらマンションの一室でギャンブルをやっていることを嗅ぎつけた。そこの金を奪取することを2人は考えるのだった。そしてそこで最後の仲間クロチェと出会うことになる。
 ヤクザから大金をせしめるという点で真保裕一の「奪取」を思い出しました。あれも確か仲間が3人だったような。3人…一見バランスが良く見える人数だけど、車で移動することも多いのに1人分席が余ってしまいますね。だったら4人の方がいい気がします。はい、伊坂幸太郎大好きです。ヤクザの金に手をつけるなんてのは最もやってはいけないことだと思います。何かの作品でそれは最も重い罪で情状酌量の余地がなく、死ぬより辛い目にあうことになる、と読んだ気がします。恐ろしい…そんなリスキーなお金よりも、確実に手に入る小金を狙う方がいいですね。はい、るろ剣大好きです。
 この小説のプロットは一晩で読めるエンターテイメント小説だそうです。それに嘘はありませんでした。テンポが良く、物語がサクサク進むためにさらっと読めます。肩の力を抜いて読める作品です。映画好きの人にもオススメの作品です。

【名言】

考え中



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