タイトル

最後のトリック

本

深水黎一郎

◆あらすじ◆
犯人は読者になるようです

●感想

 「犯人は読者」これはミステリー小説においていまだ成し遂げられていないようです。本作はそれに挑戦した模様。結果をいえば、「あ、たしかにそうすれば読んだ私が犯人かも」とはなりますが別にそこまで面白くはないです。
 この読者を犯人にする、という発想。確かに実現したら面白そうではあるし、読んでみたくもなります。でも実現はしたけど面白くないというのはどうなんでしょう。だったら読者が犯人にはならないけど面白い小説を読みたくないですか?要するに娯楽として読むならなによりも面白さが大事だということ。
 主人公は小説家。新聞に連載をもっています。そこまで天才肌ではなくていつも悩んでいる普通の作家さん。もちろん物書きの方というのはみんな悩んでいるとは思いますが。ある日手紙がきて、その中身はこんなものだった→はじめまして、私には読者を犯人に出来るアイディアがある。そのアイディアを買わないか?というもの。その価格はなんと2億円!高杉内ですね。どれだけ売れたら印税2億円も貰えるか知りませんが並大抵じゃないでしょう。売れるかもわからないし、アイディアだけもらっても上手く活かせるかわからない…普通に考えたら絶対買いませんよね。自分が小説家なら2億あるなら小説家やめて運用すると思います。なんと夢がない人間か…はぁ。
 なにはともあれ、目的は達成することが出来ます。釈然としない感じも特にありません。つまりやってのけたのだから凄いことですよね。ただ人にはあまりオススメしません。なぜなら面白くはないからです。やっぱりなんでもいいから面白い小説が1番ですね★

【名言】

考え中



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