タイトル

クリムゾンの迷宮

本

貴志祐介

◆あらあらすじ◆
疑似火星でゼロサムゲーム

●あらすじ

 貴志ワールド全開という感じでした。新世界よりほどは完成度が高くないけど、それでも短い分集中力が持続して一気に読むことが出来ました。中だるみもないしね。
 これは非現実の話なのか、それとも現実の話なのか。貴志作品は非現実に見せかけて実は科学的な根拠のある話というのが多い。これもご多分にもれずそんな感じ。結構慣れてきちゃってネタバレの前に多分ちゃんと根拠あるんだろうな~って予想できるようになってきました。ちゃんと根拠のある話の方が好きだからそれでも良いんですよ。それに今作ではすぐ現実的な話になってきたしね。
 主人公のおっさんはリストラされて仕事を探していた。適当に探して面接にいったら前後の記憶を無くして、起きたら火星のような場所だった。行った事ないけど。そしてひょんな事から女の子と出会う。ゲーム機に導かれるまま歩いていったら他にも同じ境遇の人達がいた。なにやらゲームのようだ。プレーヤー達は東西南北のルートに分かれて進むことになった。おっさんと女が選んだのは情報が得られるルート。果たしてこのゲームのクリアは?目的は?
 ちょっとバトルロワイヤルとカイジに似ています。不公平なアイテム配分とか。凶悪なプレーヤーの存在とか。今回の非現実と現実の悩ませ場所は第一に目が覚めた火星のような場所はどこかということ。ま、これはすぐ判明しますが。要するにそこは別にどうでもいいってこと。それがわかっても面白さに影響はありません。そこの謎解きがメインではないので。
 面白いのは陰でこれを画策してる奴がいてその運営方法を考えること。悪趣味なゲームの主催者や高みから見物する金持ちたち。想像ですがこんな図が見えてきます。現実世界でもありえない話じゃないなと思います。ヒマな金持ちのやることなんて想像もつかないから。これはあくまでも創作で現実の金持ちは精々国のために出来る事でも考えてくれていればいいのにな…

【名言】

考え中



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