タイトル

女優仕掛人

本

新堂冬樹

◆あらすじ◆
あらゆる手を使って女優を売り込む

●感想

 業界の裏側を描いた作品です。芸能界なんてどんな世界か全く知らないけど本当にありそうな話でした。大手の芸能事務所を辞めた主人公・上杉は小さなプロダクションに再就職し16歳のタレント千沙と出会う。この少女をトップ女優にするために上杉が奔走する、というのが話の主旨。
 この千沙という少女、根っからの女優です。役を得るためにプロデューサーと寝ることも厭わない。逞しい16歳です。そしてマネージャーとなる上杉の前では猫かぶり、骨の髄まで惚れさせる。彼女曰く、片思いというのは1番エネルギーを発揮できるのだそうだ。まぁこれは頷けますよね。人が恋するエネルギーというのは凄い。1日中その人を喜ばせる事を考えていられる。くぅ~考えたいぜ★
 芸能界というのはコネがもの凄く大事らしく、大手の芸能プロダクションがやっぱり強い。そんな最大手の芸能プロの社長と上杉は争うことになる。事務所の力をものともしない上杉は敏腕マネージャーです。後ろ盾が小さくても能力次第では戦えることを証明してくれます。出来れば虎の威を借りて楽したいのが人間の性ですがね。
 どこまでも計算高い魔性の女・千沙。芸能界でトップに立つためにはこれくらいの強かさは必要なのかもしれません。もしそんなものが必要なら絶対芸能界なんかに係わりたくないですね。平和に人の善なる性を信じられる場所で生きていきたい。芸能界に入ってスターになるんだ!て夢見る少女の参考書にいいかもしれません。

【名言】

考え中



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