タイトル

コンビニ人間

本

村田沙耶香

◆あらすじ◆
コンビニで働くために生まれてきた人の話

●感想

 芥川賞受賞作を読むのは久しぶりです。多分「蹴りたい背中」以来かと。芥川賞作品はあまり面白くないイメージがあります。それでも今回はタイトルとアブストラクトに惹かれてまだハードカバーなのに読むことにしました。まぁあとは買ってもr…とにかく読むことにしました。他に読む本なかったし。
 主人公はちょっと変わった女性でネジ一本足りないという表現が似合うタイプです。どこか世間とずれているのですが、誰にも迷惑はかけていません。なんならコンビニ店員としてなら超がつく一流です。そんな彼女が変化を求めて家に男を置くようにするのですがこの男がまたなんとも。
 現代は自由で多様性が認められていると何かの本で読んだことがあります。ですが実際はそんなことないのかもしれません。ここに出てくるダメ男が口癖のように言うのが「現代は縄文時代から変わらない」ということです。今なお続くムラ社会で成人は結婚なり労働するかして、社会に貢献しないと白い目で見られるというのです。縄文時代に生きていたことがないからその時代のことはわかりませんが、少なくとも現代は言うとおりですね。多様性が、とか、ゆとりが、とか言っていますが結局は働かないと世間に顔向けできない所があります。要するに最低限のことはやらないと多様性なんてものは認められていないのです。全てが自由というわけではないのです。よく不自由の中にこそ自由がある、とは言いますが。
 主人公は世間に迎合しようとして一旦はコンビニを離れて普通に就職しようとします。ところが面接に行く前に入ったコンビニでコンビニの声が聞こえました。そこで気づきます。自分は一般人ではないのだと。コンビニの店員なんだと。アルバイトでありながらストイックなまでにコンビニのために生活をしています。もし自分がコンビニの店長ならこんなアルバイトを採用したいです。

【名言】

考え中



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