タイトル

白夜街道

本

今野敏

◆あらすじ◆
今度は公安警察・倉島がロシアに出張!

●感想

 はい、曙光の街の続編です。ヴィクトルはKGB時代の上司が経営している警備会社で勤め始めました。そして私生活では日本から連れ帰ったエレーナというロシアと日本のハーフ美女と一緒に暮らすようになってます。ゴリゴリのリア充で羨ましい限りです。まぁ同居人という扱いらしいですがね。
 そしてやる気がなかった倉島はすっかりいっぱしの公安警察官という感じです。ヴィクトルは日本に商談にやってくるビジネスマンのボディーガードとしてまたまた来日します。普通のビジネスマンだと思っていたクライアントは実はタダ者ではなく、外務省の役人をこっそり殺しちゃいます。これの捜査のために倉島と1人の刑事がロシアへ乗り込みます。
 今回は外務省絡みということで、情報を得ることがなかなか難しい。省庁の中でも優劣があるらしく、財務省、外務省が高く、警察庁というのは下の下みたいです。そもそも省ですらないですからね。そんなわけで警官が外務省に聞き込みにいっても、横柄な態度で軽くあしらわれちゃうわけです。まぁそこは一皮むけた倉島、なんとか情報を聞き出すことに成功します。曙光の街時代だったら無理でしたね。
 刑事は意気揚々とロシアに乗り込んで手柄をあげるつもり満々ですが、現場で銃撃戦になると慌てふためきまくります。当然ですね。日本の普通の警察官は銃撃戦なんて経験しているはずないですから。邪魔者だと思っていた倉島は数年前の経験である程度は落ち着いていられました。この刑事可哀想ですが滑稽ですね。役に立たないと思っていた倉島の役にすら立たなかったのですから。ただ最終的にはこれがきっかけで少しだけ公安を見直すことになります。
 この銃撃戦はヴィクトル対×××です。エレーナが攫われ罠を承知で取り返しにいきます。ただの同居人だと思っていたエレーナとの生活が何にもかえ難いものになっていたようです。そして今回の一件で2人には友情に近いものすら生まれているようでした。このシリーズは読み続ける価値アリです★

【名言】

考え中



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