タイトル

オレたち花のバブル組

本

池井戸潤

◆あらすじ◆
老舗ホテルを再建して金融庁検査を乗り越える

●感想

 半沢直樹で言えば後半戦に当たる部分。オレたち花のバブル組、略して花バブ!(勢いで言ってみた)。
 見どころはやはり金融庁検査官・黒崎との対決シーンですね。もうお互いあの手この手で相手をまくろうとする。もしこれが現実にもあることなら銀行員ってやっぱ大変。高級取りなのにはやっぱ理由があるわけだ。事前の準備が全てだから、その期間中は生きた心地しないでしょうね。心中お察しします。学生のテスト前と似たようなもんだと言ったら銀行員に怒られちゃうかもですが、私の中ではイメージ的にはそんな感じ、かと。それの責任100倍版て考えることにしよう、そうしよう。
 今回半沢は伊勢島ホテルという老舗ホテルの再建を頭取から託されます。もう問題ありまくりのホテルです。経営陣がボンクラだわ、金はないわ、投資先は潰れるわの三重苦です。同族企業でボンボン社長かと思いきや、社長はマトモ。これが唯一で最大の救いでした。なんだか人間欲に目が眩むと、小物臭が溢れますね。気を付けないと…
 そして同期の近藤も自分を取り戻し銀行に戻ってくることになりました。めでたい!今作では第二の主人公と言ってもいいくらいの出演率でした。最後はちょっとアレしちゃったけど。それだって家族のことを思えば大半の人は同じ選択肢をとるでしょう。私もきっとそうです。
 相変わらずテンポの良い小説でした。一気に読めます。イヤな奴らも軒並み半沢と近藤がやっつけてくれるし。強きを挫き弱きを助けるを地でいく古里に一番腹が立ちました。次はロスジェネの逆襲ですね。読むのが楽しみです★

【名言】

 役人として通用しても世の中では通用しませんからね!



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