タイトル

1Q84 <4月〜6月>

本

村上春樹

◆あらすじ◆
ちょっと不思議な2人の物語

●感想

 久しぶりに村上春樹作品読みました。あんまり好きじゃないんですがそろそろ読めるかなと思って。結果から言えば案外面白かったです。自分分析の結果、多分あまりに荒唐無稽すぎる話がダメなんだと思います。しかも変に現実世界と調和しようとしている作品。『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』がまさにそれです。まぁ開始5ページくらいで挫折したからあまり大きな声では言えませんが。
 主人公は2人いて青豆と天吾。青豆はマーシャルアーツのインストラクターをする傍ら法外の事にも手を出しています。それは大義があり世のためになることです。天吾は数学の塾講師をする傍ら作家業を営んでいます。どうしても作家になりたいという強い意志があるわけではなく好きで書いている感じです。どちらの大人も本業と副業をもっています。今現在では割とあることかもしれませんが、本作の設定は1984年の日本。本業の他に仕事を持つというのはまだまだ珍しい事だったのではないでしょうか。ググってないんでわかりませんが。
 副業を持つというのは個人的には良い事だと思っています。収入が増えますし、無駄な時間を減らせます。私も常々何かやりたいと思っています。本業は食べるための仕事だとすれば、副業は自分の好きな事・趣味などが活かせる仕事にしたいです。だから私の場合パソコンと読書。これを活かして何か仕事したいな〜。誰か何か紹介してくれないかな〜いつか副業の方だけで食べられるようになれたらいいのにな〜。
 2人の過去に共通しているのは小学生の頃に親に強制的にさせられたことがあること。小さい時に親の言うことに逆らうのは難儀です。何が正しいかはわからないし、自分で食べていくことができないからです。伝家の宝刀「出てけ!」と言われたら生きていく術がないのがほとんどではないでしょうか。親は子供に言うこと聞かせるためにあらゆる手を使います。脅し、宥め、すかし、場面に合わせて様々です。教育のためかもしれませんが若干卑怯な気がしますね。正しいことをやらせるためならまだしも、子供を利用したり、別にしなくてもいい事を親のエゴでやらせるのはどうかと思います。2人の親は後者です。子供に何をやらせていたかは実際に読んでみてください。
 この作品が村上作品なのに好きになれたのは最初に書いた理由と話の所々に宗教の話が含まれているのが原因だと思います。私は宗教が好きではありませんが、宗教の話を聞いたり読んだりするのは好きです。怖いもの見たさもありますし、人の心理に関わることだからです。そういうのが好きな人ならきっとこれも好きになれるはずです。

【名言】

何ひとつ心配しなくていいのよ。私たちは正しいことをしたのだから



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